期待をひとつ上回り続ける。CAE解析エンジニアが描くキャリアの軌跡
- 2025
- 工学部・機械創造工学課程
- 解析
あなたが考える
BRAND-NEW ENGINEERINGとは?
私にとってのBRAND-NEW ENGINEERINGとは、「お客さまの期待をひとつ上回り続けること」です。解析結果を伝えるだけでなく、要因分析や提案の深さで新しい価値を届ける。異なる分野で培った経験も掛け合わせながら、「あの会社に頼んで良かった」と思っていただける信頼を積み重ねていきます。
「頼りにされる存在」をめざして。CAE解析で期待を超えるアウトプットを
現在は、衝突安全のCAE解析(コンピューターを使って物体の衝突時の挙動や安全性を仮想的にシミュレーションする技術)を担当しています。解析結果をもとに問題の要因を分析し、設計担当者へフィードバックや改善提案を行うことが主な仕事です。
あわせて、セルリーダーとして所属プロジェクトの取りまとめや、アウトプットの精査、定例ミーティングの進行、メンバーの評価・面談なども担っています。チームと呼べるほどの人数ではまだないのですが、メンバーが気軽にものを言えて、何でも相談しやすい存在であり続けることを大切にしています。
仕事をする上で常に意識しているのは、「お客さまから求められている以上のアウトプットを出す」ということです。CAE解析の結果は資料にまとめてお客さまにお伝えするケースが多いのですが、ただ結果を報告するだけでは不十分だと感じています。分析の深さや提案の具体性において、期待をひとつ上回ること。それが積み重なることで、「あの会社に頼んで良かった」と思っていただける信頼関係につながると信じています。
お客さまから感謝の言葉をいただいたとき、あるいは設計担当者に要因分析や提案の内容をきちんと理解してもらえたとき、この仕事をしていて本当に良かったと実感します。そうした瞬間が、日々の原動力になっています。
設備装置から医療機器へ、そして「原点回帰」を決めた転職の軌跡
大学院を卒業後、最初に就職したのは設備装置メーカーでした。そこでは開発設計に携わり、実験業務や次期戦略機の開発に取り組んでいました。中でも印象深かったのは、新卒で配属されてすぐに「生産性5倍の機械を開発する」というビッグプロジェクトに参加できたことです。主に実験を担当し、新規部品の採択にあたってメーカーごとの性能を比較調査したり、実際に実機へ取り付けて動作確認の実験をしたりと、ものづくりの現場で手を動かす日々でした。さらに顧客先への海外出張も経験し、エンジニアとしての視野を大きく広げることができました。
その後、医療機器メーカーへ転職し、CAE解析(コンピューター上でシミュレーションを行う解析技術)の開発に従事しました。CAE業務の中でもとくに難易度が高いとされる連成解析(複数の物理現象を同時に扱う解析手法)の開発に携われたほか、実験や物性値の測定精度向上にも取り組み、幅広いスキルを積み上げることができました。
しかしその後、自らの意志でインターネットサービス分野へと転身します。異なるフィールドで挑戦してみたものの、働く中であらためて実感したのは「自分の経験が最も活きるのはエンジニアとしての仕事だ」という確信でした。その思いが転職への決意を後押しし、再びエンジニアの道へと戻ることを選びました。
「設定ミス」が教えてくれた、慎重さと柔軟な視点の大切さ
入社後に印象に残っているのは、CAE解析(コンピューターを使って製品の強度や動作をシミュレーションする技術)の業務で経験した失敗です。CAE解析ではプリ処理と呼ばれる事前設定の工程があるのですが、その設定をミスしてしまったことがありました。設定の誤りに気づかないまま結果を読み解こうとするので、要因分析がまったく見当違いの方向へ進んでしまうんです。そのときは本当に焦りましたし、正確な設定と丁寧な確認がどれだけ大切かを身をもって学びました。
一方で、仕事のやりがいを強く感じた瞬間もあります。それは、自分が出したアウトプットに対してお客さまから感謝の言葉をいただいたときです。技術的な成果物が相手の役に立てたと実感できる瞬間は、この仕事を続けていく上での大きな原動力になっています。
入社後の成長という点では、「許容力」が身に付いたと感じています。前職では新卒社員が大勢入社してくるような環境ではなかったため、さまざまなバックグラウンドや考え方を持つ人たちと関わる機会が少なかったんです。今の職場でそうした経験を重ねる中で、自分とは異なる価値観や意見を受け入れる柔軟さが自然と養われていきました。そして、これまでのキャリアで培ってきたことは、どんな経験も無駄にはなっていないと感じています。過去にやってきたことすべてが、今の自分を形づくっているんです。
衝突安全CAEを網羅的に極め、いずれはチームをマネジメントできる存在へ
短期的な目標として、衝突安全CAE(コンピュータを使って衝突時の安全性をシミュレーション・解析する技術)について、広く網羅的に携わっていきたいと考えています。この分野はさまざまな工程や手法が存在するため、一つひとつをしっかりと習得し、専門性の幅を広げていくことが当面の課題です。
その経験を積み上げたうえで、中長期的にはチームのマネジメントができるエンジニアをめざしていきたいと思っています。技術を深めるだけでなく、周囲の人を動かし、チームとして成果を出せるような存在になることが、今の自分が描いているキャリアのゴールです。
最後に、入社を検討されているかたへお伝えしたいことがあります。この会社は、意見をしっかりと聞いてくれる風土があり、すぐに否定されることがありません。未経験のかたでも安心して飛び込める教育・研修制度が他社よりも充実していると感じています。だからこそ、真面目で熱心に取り組めるかたであれば、必ず活躍できる環境だと思います。
一方で、即戦力として力を発揮できるかたにもぜひジョインしていただきたいです。自分の経験やスキルをしっかりと持ちながら、この会社でさらに成長したいと考えているかたを歓迎しています。ともに切磋琢磨できる仲間が増えることを、心から楽しみにしています。